VDT症候群について①

 VDTって、何のことかご存じですか?

 VDT(Visual Display Terminals)とは、パソコンやスマートフォン、テレビゲーム、ポータブルゲームなどの画像表示端末のことを言います。私たちの周りにはVDTがいっぱい!しかも、コロナ自粛でVDTを使用している時間が子どもも大人も非常に長くなっています。あなたは何時間、画面を見ていますか?

 昨今、VDT症候群といわれる新しい病気が増加しています。VDT症候群とは、VDTを長時間使用することにより、目・体・心に影響が出る病気です。IT眼症とも呼ばれています。

VDT症候群になるとどうなるの?

眼症状 目の調節機能や運動のストレスによる目の疲労(眼精疲労)、ドライアイ、視力低下、目の異物感、結膜の充血

筋・骨格系症状 肩こり、首から肩・腕の痛み、だるさ、慢性的になると背中の痛み、手指のしびれ

精神症状 頭痛、耳鳴り、イライラ、けん怠感、疲労感、不安感を招いたり抑うつ状態にもなります

薬の使い方③

 血液をサラサラにするなどの脂溶性の薬は、食材に含まれる油分に溶けこむことで吸収されやすくなります。消化酵素や胃粘膜保護剤、麻黄などの漢方薬は食後すぐに服用すると吸収率が上がり、薬の作用が強く出過ぎてしまいます。

 多くの薬は水やぬるま湯で飲むように指示がありますが、あまり神経質になる必要はありません。ただし、牛乳などの乳製品やアルコールと一緒に飲んではいけません。薬にも飲み合わせがありますから、一緒に他の薬を飲む場合などは、注意事項をよく読み、薬剤師や医師に相談してください。

薬の使い方②

 薬は必ず「用量・用法」を守って服薬することが大切です。服薬のタイミングですが、「食前に服用」は食事の20~30分前、「食間」は、食事の最中ではなく、食事と食事の間といった食後2時間ぐらい、「食後」は食事が終わって20~30分が目安です。

薬の使い方①

 薬は正しく使えば、効果を発揮しますが、間違った使い方をすれば、効果が弱まったり副作用が出たりします。投薬方法により、効き目が表れるもでの時間も変わります。

即効性でみると、

①注射 薬液を直接静脈内に投与する静脈注射や、筋肉内に注射する筋肉注射、皮膚と筋肉の間にある皮下組織に注射する皮下注射の順です。

②舌下錠、吸入剤 舌の下に入れる、口から吸い込むことで粘膜の血管から吸収されます。狭心症に使われるニトログリセリンやぜんそく薬などがあります。

③座薬 直腸の粘膜から吸収されます。解熱剤などがあります。

④経口薬 一般的な薬で、口から服薬し、小腸で吸収、肝臓経由で全身に回ります。

⑤経皮薬 湿布材、気管支拡張剤などがあります。経皮吸収のため、ゆっくりと効き目が出て、作用時間が長くなります。

私の一冊

吾峠呼世晴 著

集英社(ジャンプコミックス)2016年6月刊(第1巻)

鬼滅の刃(全23巻)

 言わずと知れた第ヒットアニメの原作です。はやり物だからと切って捨ててしまうにはもったいないほどの名作です。

 作品の核にあるものは、先祖の思いをつなぐ優しい心です。舞台は大正時代ですが、物語は戦国時代、平安時代にまでさかのぼります。自分と皆を幸せにしたいという思いはつなげても、エゴはつなげない。このことを分かりやすく伝えています。そして「子どもは大人の進化形」ということも描かれています。現代を生きる進化形の子どもたちに本作が人気なのは、子どもたち自身がこの物語を読むことで、自らに希望や期待を抱けるからかもしれません。

 エゴを超え、闘う剣士たちの姿に心が洗われます。後継者問題を抱える方にもお薦めです。

雑感

 秋の味覚を代表する魚といえば「秋刀魚(さんま)」ですが、遡ること江戸時代、旬である秋に安く手に入ることから秋刀魚は庶民の味方とされていました。魚油にも使われていたので、武士はあまり秋刀魚を食べなかったそうで、一説によると刀に似ているということからも避けられていたのではないかともいわれています。現代では高値がつくこともある秋刀魚ですが「秋刀魚が出ると按摩(あんま)が引っ込む」ということわざのように、秋刀魚を食べて元気に過ごしたいものですね。

雑感

 今年1年延期になった東京2020オリンピックが賛否両論の中開催されました。ブルーインパルスが国立競技場上空をカラースモークで青、黄、黒、緑、赤の線を引きながら飛行する映像に希望の光が見えたような気がします。また福井県勢の挑戦し続ける姿に胸が熱くなりました。大変な世の中ですが、今の状況を乗り切ることができれば新しい時代のスタートです。新しい世界も見えてくるかもしれませんね。新型コロナウイルスのワクチン接種が進んでいます。感染が拡大する前の日常に戻るのはまだまだ先かもしれませんが、かがやきに満ちた日常が一日も早く戻ってきますよう社員一同願っています。

秋お彼岸②

 鎌倉時代に中国の宋から渡来した、大休正念という臨済宗の和尚さんの『語録』の中に、「彼岸に御堂で説法をする。日本の国には、春の2月と秋の8月に彼岸を修して崇める日がある」と記されていることからも、確認できます。なお、2月と8月というのは、江戸時代までは大陰暦であり、春分、秋分の暦と違っていたからです。

秋彼岸①

  日本では、3月の春分の日と9月の秋分の日に、お寺やお墓にお参りをする方が多くおられます。それらの方々は、春のお彼岸、秋のお彼岸に、ご先祖を偲んでお参りをされているのですが、この習慣は日本独自のものとされます。

 

招き猫の日

9月29日は「招き猫の日」です。来る(9)福(29)の語呂合わせから、招き猫の日に制定されました。招き猫には、右手を挙げているものと左手を挙げているものがあり、右手が商売繁盛、左手が千客万来という意味になります。昔ながらの白色以外にもカラフルな招き猫が増え、色ごとにご利益も異なるのだそうです。商売繫盛を願って置かれることが多いですが、自分に合った招き猫を探してみるのもいいかもしれません。ちなみに来年の干支「寅」も猫と同じネコ科動物。猫に近い十二支と言えますね。