スズメバチの生態③

 ハチに刺されたら、その場からすぐに離れ、針が残っていたら取り除きましょう。ミツバチは刺した後、針が抜けて死んでしまうのに対し、スズメバチは体から離れずに何度も刺すことができます。刺された傷口は流水でよく洗い流し、爪などで傷口周囲を圧迫し、毒液を絞り出しましょう。ぬれたタオルなどで患部を冷やし安静にし、少しでも異常が出た場合は医療機関を受診しましょう。

 全てのハチが人を刺すわけではありません。むやみに殺生することなく共生していきましょう。

スズメバチの生態②

 働き蜂は全て雄です。寿命が2ヵ月ほど、初めの1ヵ月で成虫になり、残り1ヵ月で巣作りをし、餌を集めて女王蜂の繁殖を手伝い、子育てを行います。

 雄蜂の生涯はとても残酷です。雄蜂の役目は繁殖だけ。女王蜂と交尾をした雄蜂はその時点で死にます。女王蜂と交尾できなかった雄蜂は働き蜂によって巣から追い出されます。雄蜂には針がありません。繁殖だけが役目のため、巣を守ることや敵を襲うことができません。そのため追い出された雄蜂は狩りをすることすらできずにそのまま死滅していきます。

スズメバチの生態①

 日本に数千種生息するというハチの中でも、人を刺す習性のあるハチはわずかです。特に注意すべきハチがスズメバチです。

 スズメバチには、女王蜂と働き蜂、雄蜂がいます。この中で1年生きられるのは女王蜂だけです。女王蜂は秋に生まれ、雄蜂と交尾してその時は巣を使わず、木の隙間などで暖を取って越冬します。春になると女王蜂一匹で巣作りを開始し、子どもを産み、子育てをします。徐々に数を増やしていき、夏には繁殖活動が最も活発になり、新しい女王蜂を産卵し、役目を終えた女王蜂は秋に死滅します。

ひな祭りの楽しみ方

 ひな祭りの行事食の一つに『蛤(はまぐり)のお吸い物』がありますが、数ある貝の中から何故はまぐりが選ばれたのかご存じでしょうか。はまぐりの貝殻は一対になっていて、同一個体の貝殻でなければピッタリと合わないことから、お正月やひな祭りなどのおめでたい席には欠かせない食材になりました。遺跡の出土事例から、歴史は縄文時代まで遡ると考えられ、平安時代以降は貝遊びにも使われていたそうです。古来から親しまれてきたはまぐり。歴史に思いを馳せると、よりひな祭りを楽しめそうですね。

パワハラに注意③

 パワハラには六つの型があり、身体的な攻撃、精神的な攻撃、人間関係からの切り離し(隔離・仲間外し・無視)、過大な要求(研修などをしていないのに難しいことをさせる)、過小な要求(能力がある人に対して、明らかに簡単な仕事を与える、仕事を与えない)、個の侵害(私的なことに過度に立ち入る)、です。例えば、「給料泥棒だ」「クビだ」といった言葉、他の社員の前で叱ることは、業務の適性の範囲ではありません。パワハラは、職場の士気や生産性を下げるだけでなく、企業の社会的信用やブランドイメージの低下、安全配慮義務違反の可能性を引き起こします。

 企業に義務付けられているのは、事業主の方針の明確化、およびその周知・啓発(就労規則にパワハラについて明記、ポスターを作るなど)、そして相談窓口の設置です。被害者と加害者の相談者は別の人が望ましく、相談で聞き取った内容を精査する第三者機関を別に設けることも適切です。

パワハラに注意②

 職場において、嫌がらせをしたり身体的もしくは精神的な苦痛を与えたりすることで、①優越的な関係を背景にした言動、②業務の適正な範囲を超えている、③就業環境を害する、という三つの要素を満たした場合にパワハラに認定されます。

パワハラに注意!①

 頭を小突く、悪口を言う、あいさつを返さない、必要以上にプライベートに干渉する、といったことはパワーハラスメント(パワハラ)に当たります。

 厚生労働省によると、都道府県の労働局に寄せられた職場での嫌がらせやいじめの相談件数は2019年は約9万件。この10年ほどで約3倍に増加する中で、20年6月からは大企業にパワハラ防止法(改正労働施策総合推進法)が施行され、22年4月からは中小企業にも適用されます。重要な点は、職場でのパワハラ防止のため、雇用管理上必要な措置を講じることが企業に義務化されることです。

2月4日は立春です。

旧冬と新春の境目みあたり、暦の上では春になります。また、旧暦ではこの日が1年の始まりとされていました。禅寺では立春の早朝に「立春大吉」と書いた紙札を入口に貼る習慣があり、文字が左右対称になっていることから縁起が良く、一年間災難にあわないといわれてきました。最近では少なくなってきたかもしれませんが、厄除けとして玄関に紙札を貼るご家庭もあるそうです。これから始まる年が良い年になりますように、立春に願いを込めてみてはいかがでしょうか。

サウナ道のススメ②

 忙しい現代人は、自律神経が乱れて交感神経が優位になりがち。サウナ浴から水風呂の冷温差によって、くつろぎながら頭をすっきりさせることができます。ストレスで夜よく眠れない人はこの順番でサウナに入ることで、副交感神経が働き、全身がリラックスし、よく眠れるようになります。

 ただし、サウナには注意が必要です。体調が悪いときや基礎疾患がある人、療養中の人、飲酒している人はサウナに入ってはいけません。高血圧の人は医師と相談の上、入る場合は少しずつお試しください。正しい知識を持ち、サウナを上手に活用しましょう。

サウナ道のススメ①

 サウナに入ると心身共にすっきりするものですが、その効果は大別して二つ挙げられます。一つ目は肉体的な疲れが取れる疲労回復効果です。現代人はコロナ禍も相まって、運動不足により血液やリンパの流れが悪くなり、老廃物が蓄積しやすくなっています。サウナに入ることで、老廃物を排出するデトックス効果が期待されます。二つ目は、精神的ストレスから解放される、瞑想効果です。この瞑想状態になることをサウナの愛好者は「ととのう」と言います。

 では、「ととのう」サウナの入り方ですが、まずは湯船に少し汗をかくまで約4分ほど漬かります。そしてサウナ浴、水風呂、外気浴の順で3~5回繰り返します。サウナ浴は約6分ほど。続いて水風呂。最初は10秒、2回目は30秒、3回目以降は1分。外気浴はお好きなだけ。外気に当たって体を冷まし休憩します。これを繰り返すうちに体が軽くなります。これはサウナ浴と水風呂で交感神経を働かせてアドレナリンを体内から放出させてから、外気浴をすることで副交感神経に切り替わり、安堵感とリラックスへとつながるからです。