薬の使い方①

 薬は正しく使えば、効果を発揮しますが、間違った使い方をすれば、効果が弱まったり副作用が出たりします。投薬方法により、効き目が表れるもでの時間も変わります。

即効性でみると、

①注射 薬液を直接静脈内に投与する静脈注射や、筋肉内に注射する筋肉注射、皮膚と筋肉の間にある皮下組織に注射する皮下注射の順です。

②舌下錠、吸入剤 舌の下に入れる、口から吸い込むことで粘膜の血管から吸収されます。狭心症に使われるニトログリセリンやぜんそく薬などがあります。

③座薬 直腸の粘膜から吸収されます。解熱剤などがあります。

④経口薬 一般的な薬で、口から服薬し、小腸で吸収、肝臓経由で全身に回ります。

⑤経皮薬 湿布材、気管支拡張剤などがあります。経皮吸収のため、ゆっくりと効き目が出て、作用時間が長くなります。