旅先にて

過日、京都の日帰り旅行であるお寺を拝観した時に、表の掲示板に次のような言葉が書かれていました。

「心は見えないが、心使いは良く見える」

「過去は変えられないが、未来は変えられる」

以来、この言葉に感銘し、日々の生活に生かしております。

今日この頃

寒ければ寒いなりに、暑けりゃ暑いなりに、と着るもの調整も年と共に、容易ではなくなってきます。ついつい楽な方向に行ってしまいがちですよね(笑)。おしゃれなセンスもだんだんと退化してしまいます。マア、仕方ないかと楽観しているわけではありませんが。

海洋プラスチック問題

まはや日常生活に欠かせないプラスチック。便利で安価なために普及してきましたが、投棄されたプラスチックは海の環境を破壊しています。

1人当たりのプラスチックごみ(プラごみ)廃棄量が世界2位の日本(年間で約32㎏)。海洋プラスチックごみ問題は他人事ではありません。

海洋プラスチックごみ問題などへの対応の一環で、7月1日から全国でレジ袋の有料化も始まります。私も出来る事から、努力の一歩を進めていきたいと思います。

水をきれいに④

600万 平均的な洗濯機で合成繊維を洗濯した際に出るプラスチック繊維の数

1,350億ドル 消費者がプラスチックを使用した際の年間環境コスト

72億ドル EUが予測する使い捨てプラスチック使用の制限により2030年までに節約できる額

25㎝ 既に製造されたプラスチックがアルゼンチン全体に広がった場合の深さ

プラスチックごみ

プラスチックは腐らない。その大量廃棄は止まらず、想像を超える汚染問題・経済問題が発生していること知りました。

・ペットボトル入りのミネラルウオーターの9割にプラスチック粒子が混入

・9割の食塩からマイクロプラスチック片を検出。これは、成人1人当たり年間2,000個のマイクロプラスチックを食べているのに相当する

・人体内にマイクロプラスチックが存在することが初めて報告される

・2050年には、海に存在するプラスチック量が、重量ベースで魚の量よりも多くなる。

欧米では利用者の意識変革に伴い、大手企業が少しずつ対応を始めているにもかかわらず、日本ではメディアが大きく取り上げることも少なく、ほとんどの人がその事実を知らずに過ごしています。生産者と消費者、特に消費者の意識変革が進んでいないことに、強い危機感を覚えます。

水をきれいに③

カメのおなかの中にあるもの

 ビニール袋がごみであることは誰もが知っていますが、ウミガメはおやつだと思っています。ウミガメは海に浮いている袋をクラゲと間違えてむしゃむしゃ食べたり、藻や海草のように見えるプラスチック片を食べたりします。世界のウミガメの50%以上がプラスチックを食べていると推定されており、中には数百個ものプラスチックのかけらを食べたカメもいるとされています。

 ポリ袋は腸閉塞を引き起こし、とがったプラスチックの破片は内臓を傷つける可能性があります。破片を消化するために体内にガスが発生するため体が浮くようになり、エサが取りにくくなったり、敵から逃げにくくなったりしてしまいます。浮いているものは何でも食べてしまう。子ガメは最も弱い存在です。

 カメにとって脅威は目に見えるプラスチック片だけではありません。調査研究によると、調査した全てのウミガメの内臓からマイクロプラスチックが発見されています。マイクロプラスチックの発生源はタイヤやたばこ、衣類、海洋機器が含まれます。このよにマイクロプラスチックによるカメへの影響は知られていないことも多いのです。

水をきれいに②

 最近の報告によると、フィリピンは海洋プラスチック汚染を引き起こしている国の一つで、中国とインドに次いで3位となっています。また、首都マニラは、世界の中で最もプラスチックごみを生み出している都市です。

 フィリピンの「小袋文化」は、シャンプーや歯磨き粉、化粧水、洗濯せっけん、食物、飲料水など、一回分のものが入っています。低所得者たちは、このような小袋があるおかげで高品質の製品を使うことができるのです。しかし、小袋はリサイクルがほとんど不可能なプラスチックとアルミニウムの複雑な二重構造でできています。さらに、年間600億枚近くの小袋が使用されており、これは30㎝の深さでマニラ全土を覆える量です。

 その上、問題を悪化させているのは、廃棄物処理の問題です。ある報告によると、フィリピンで収集されたプラスチック海洋汚染の74%は、経費節減のために運送業者によって海に投棄されたり、水路の近くの埋め立て地に捨てられたりしたごみです。また、小袋は最も使われている貧しい地域ではごみ収集が行われていません。

水をきれいに①

100㎏ スコットランドの海岸に打ち寄せられた、死んだクジラのおなかの中から見つかった網やロープ、プラスチック、その他の破片の量

98% 調査した海鳥のひなの中で、プラスチックを摂取していたひなの割合

3匹に1匹 イギリス海峡で漁獲された魚のうち、プラスチックを含む魚の割合

雑感

絆、絆といっていた世相が新型コロナウイルスの流行で一変した。できるだけ集まらず、集まっても口をきかない。マスクをしていないとにらまれる。ちょっと異様な風景です。

幸いは禍をもたらし、禍は幸いをもたらす

今回の新型コロナウイルスに遭遇し、大変な厄災であることは間違いない。しかしこの禍が幸いをもたらす。そう聞くと、安心するのだが、しかし、その幸いが、次の禍をもたらす。がっかりするのだが、大丈夫、安心せよ、幸いが来る。ホッとするのもつかの間、また…。結局、考えても仕方がないということか。まあ、なるようにしかならない。先の心配などするなと