サウナ道のススメ①

 サウナに入ると心身共にすっきりするものですが、その効果は大別して二つ挙げられます。一つ目は肉体的な疲れが取れる疲労回復効果です。現代人はコロナ禍も相まって、運動不足により血液やリンパの流れが悪くなり、老廃物が蓄積しやすくなっています。サウナに入ることで、老廃物を排出するデトックス効果が期待されます。二つ目は、精神的ストレスから解放される、瞑想効果です。この瞑想状態になることをサウナの愛好者は「ととのう」と言います。

 では、「ととのう」サウナの入り方ですが、まずは湯船に少し汗をかくまで約4分ほど漬かります。そしてサウナ浴、水風呂、外気浴の順で3~5回繰り返します。サウナ浴は約6分ほど。続いて水風呂。最初は10秒、2回目は30秒、3回目以降は1分。外気浴はお好きなだけ。外気に当たって体を冷まし休憩します。これを繰り返すうちに体が軽くなります。これはサウナ浴と水風呂で交感神経を働かせてアドレナリンを体内から放出させてから、外気浴をすることで副交感神経に切り替わり、安堵感とリラックスへとつながるからです。