私の勉強会①

■コロナ禍で「必要とされるもの」が鮮明に

グローバルにみて、新型コロナウイルスの問題は命をとるか、経済をとるかという深いテーマになっています。人々の不安は政治への不満として表れ、その一方で創薬や感染予防など科学に対する期待が膨らみました。金融市場はちょうどその真ん中に位置して、不満と期待の両方を適切に受け止めることが期待されるように感じます。

これからの社会で必要とされるものと、されないもの。今回のコロナショックでその違いが鮮明になり、市場はそれらを選別する役割をしっかり果たしています。必要とされない製品・サービスの需要は下がり、そうした企業の株価は調整しています。一方、米国のバイオ関連など新しい技術や研究で命を救おうと挑戦する企業には多くの期待が集まり株価は上昇しました。