メタボリックシンドローム①

コロナ禍の中、家にいることが増え、どうしても太りぎみになっています。

そこで、ちょっと専門家からのメタボリックシンドロームについての話をご紹介します。

肥満が関係するといわれるほとんどの病気は、腸などの内臓の周囲にある内臓脂肪の蓄積が関係しています。

おなかの皮などのすぐ下にあり、つまむことができる皮下脂肪はたまっただけでは糖尿病にはなりませんが、内臓脂肪はたまればたまるほど多くの病気を引き起こします。へその高さのCTスキャンで内臓脂肪が100平方センチメートル以上になると、糖尿病、高血圧、脂肪異常が起こることが分かり、そこから「メタボリックシンドローム(メタボ)」という概念が提唱されました。これは内臓脂肪が蓄積し、脂質異常や糖尿病、高血圧が重複して起きることで、心臓病や脳卒中などになりやすい病態のことを言います。